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ライフル薬莢の調整 [射撃]

先月は、ライフル射撃で沢山撃ちましたので、薬莢の再利用のために作業しました。

使い終わった薬莢は、煤なんかで汚れているので、リサイズする前に「金属みがき」で拭き取ります。

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その後、ネック・リサイズと古い雷管を外して、超音波洗浄にかけます。ピカピカになりました。

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先日、射撃場で同じ口径(300Mag)ノーマの既製装弾を撃っておられる方から空薬莢を頂きました。

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雷管を嵌め込む凹みを綺麗にします。ただ超音波&クエン酸洗浄であれば殆どこの作業は必要ありません。

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新品薬莢を使う前に色々調整します。

薬莢のネック部分の内腔入り口のバリをとります。

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同じく薬莢のネックの先端外側のバリをとります。

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雷管と火薬室部分を繋ぐ穴、フラッシュ・ホールを調整します。

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内側から。

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こういった器具を使います。


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どれだけ精度に関わるか評価したことはないのですが、マニュアル本には良く出ている工程なので、やるようにしています。

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スコープを保護するカバーを海外通販で購入しました。手前はエアーソフトガン(東京マルイ製)、奥が本物のライフルでサコー・ティッカT3。大口径、高倍率の大きなスコープを装着していまして、最大級のサイズのスコープコートを購入しました。


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http://www.opticsplanet.com/

オプティックスプラネットというアメリカの通販。送料が高いですが、スコープコートの品揃えは一番です。 銃身カバーや銃口カバー、スポティングスコープ、双眼鏡、ドットサイト用と色々あります。

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ライフル用弱装弾 [射撃]

ライフル射撃に使用する火薬量を減量して反動を抑えたカートリッジ(弱装弾)を組み立てしてみました。

新しく火薬許可証を所轄から頂いて、IMR4227という速燃性の火薬を購入しました。

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プライマー(雷管)も切らしていまして、銀座銃砲店なんかで購入しました。こちらはラージ・プライマー。308Win用です。

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プライミングをしていきます。ライフルの薬莢に雷管を装着する作業です。

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装着出来ました。

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この308WIN(NATO弾)というカートリッジは、ケースに40gr以上入るのですが、今回は25grだけ計量して詰めていきます。

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私は、毎回必ず電子秤と天秤秤の両方でダブルチェックをしています。


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ケース(薬莢)に計量した火薬を流し込みます。

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火薬の入れ忘れや、量が大丈夫かLEDライトを照射して念入りに確認します。速燃性火薬は減量し易いですが、入れ過ぎに注意が必要です。

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300WIN MAGというマグナム装弾の方には、35grを入れました。

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この処方を決めるのに、3冊の手持ちのデータブックや書籍、ネット上で何件かヒットしたものを参考に私の銃に合うだろうところを総合的に判断しました。


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マグナムとですと大きさが違いますね。大きい方(マグナム・カートリッジ)は普通に倍量以上の70grが入るので、ダブルチャージにならないように細心の注意と確認が必要です。

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伊勢原射撃場で試射です。

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50mと100mで試しました。まず50mで308WINから。ブローニングXボルト。

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この射撃場は1Fが50m射撃、2Fから100m射撃レーンになっています。監的壕は無くて、警報が鳴るスイッチを押して的の交換をします。 

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50mレーンは、ライフルだけでなく散弾銃のハーフライフリング銃で撃つ方もいました。

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マグナム。 サコー ティッカT3も。

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最終結果。射撃姿勢も色々試しましたので、こんな程度の集弾ですが、軽い反動で体にも優しい射撃練習が出来て満足しました。

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来週は、この弾を使って実技試験を受けに行きます。(ライフルの更新申請のための技能講習です。)

WILSON/SINCLAIR HAND DIE KIT WITH MICRO BULLET SEATER [射撃]

小型のハンドロードマシーン(ライフルのカートリッジを作成する機器)です。
WILSON / SINCLAIRハンド・ダイ・キット、マイクロ・ブレット・シート付きです。プレスする機器ですから小さい駆体ですが重量感があります。

サイズは、300 Win Mag用です。射撃場にこの機器を持ち込んで調整している射手を見る事があって興味を持ちました。

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こちらが、撃ち終わった空薬莢の雷管(プライマー)を外す部分。

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細いピンが雷管を押し出す役割。

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この際に、広がってしまったケースのネック(薬莢の弾頭を加える細くなった部分)をリサイズする機能を持っているそうですが、ここが良く判らないところ。。


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新しい雷管を装着して火薬を入れてから、弾頭を嵌め込む器具。

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判らないことが多いのですが、これからボチボチやっていきたいと思っています。この機器を使ったご自身の経験談をご教示頂ける方があったら大変嬉しいです。

こんな充電式のLED卓上ライトを買いました。手元ライトとして充分の性能を持っています。コードレスだから取り回しが良いですね。我が家はベッドサイドを含めて3つ購入しました。おすすめ。

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先日、300 Win Magもカートリッジを作成しましたが、こちらは残りの薬莢。すべて再生して使っているものです。殆どが5回目使用のものです。新品のようにピカピカです。

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前回記事の火薬自動計量器の他、こういったパウダーメジャーも持っていまして、結構正確なのに驚かされます。1回のレバー操作で落ちる火薬量を調整してから使用するものです。先端の部分にライフル・カートリッジの口を直接つけて火薬を入れます。

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自動火薬計量器 Lyman GEN 6 の使い方 [射撃]

精密射撃大会に向けてライフルカートリッジの製作をしました。レアな趣味ですが、自分のライフル銃に適合した安全で精度の高い弾を自作しています。

注)ライフル所持及び火薬の使用は公安の許可を適正に取得して実施しています。

今日は、アメリカ製の自動火薬計量器を使用してみました。Lyman GEN 6 compact Touch-Screen Powder System (自分自身のための手順書として記録です。)

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【使用方法】 2〜10の手順はキャリブレーションになります。

1、ON/OFF(タッチパネル)を押し電源を入れる。→ 自動で3分セルフチェックに入る。
2、セルフチェック後に金色のパン(皿)を外す。
3、秤りに何も乗っていない状態で、CAL/ZERO(タッチパネル)を押す。
4、CAL/ZEROを長押し。
5、50gの錘りを乗せる。(本体に付属しています。)
6、CAL/ZEROを押す。
7、50gの錘りを秤りから取り除く。
8、CAL/ZEROを押す。
9、金色のパン(皿)を秤りに乗せる。
10、CAL/ZEROを押す。
11、火薬を投入する。
12、軽量したい量(gr:グレーン数)を入力する。(今回は丁度40grを入力しました。)

ぴったしの場合もあったり、若干少ない、0.04grと僅かに足りないことが何回かあります。

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念のため、手持ちの電子秤りでダブルチェックしていきます。これぐらいの誤差は今回は気にしません。(手で計量する場合はぴったりにしたくなります。)

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プライマーを装着したケースに計量した火薬を流し込みます。

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火薬がちゃんと入っているか? ライトを当てて確認します。(これ重要!)

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弾頭を火薬入りのケースに乗せます。

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リローディング・マシーン(プレス器)のレバーを操作し、弾頭を差し込みます。

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カートリッジの完成!

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1発ずつ全長をノギスで計測します。全弾の長さが設計通りになっているか確認します。

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弾頭の種類が沢山あり、火薬の種類や量を変えて色々試しながらデータ取りをしています。

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自動火薬計測器は使い勝手が良いです。精度もOK。50発分の火薬を手動で計量していると大変疲れますが、これを利用すれば本当に快適な作業が出来ると思います。もし、同じメーカー品を購入予定のライフルマンの方がいましたらご参考下さい。

APSカップ公式記録会 射撃大会 [射撃]

昨日ハンドガンの精密射撃大会に参加してきました。
専用の規格のちく圧式の競技銃で3種類の種目で競います。
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競技の様子。

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銃検査。弾速が規定以内か確認されます。
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銃検査(弾速以外にも長さなども計測)が終わると、特典表に検印と銃にもこのような目印を入れてもらいます。
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それぞれ使い易いようカスタムされたAPSハンドガン。
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過去最高人数の参加者数だったそう。
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会場は隅田会館。錦糸町駅前、マルイ8階。
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楽しかったです。



おまけ。

中華モノのエアーガンを1丁買ってみました。いやいや驚きました。APS社 FMR MOD1 RBというバージョン。実銃でもこんなモデルが出ていますが、デザイン性も高く今のところ不具合もありません。

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アッパーもローワーも金属製。レシーバーは肉抜きがこれでもか!って感じ。

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キーモッドレールといわれる今流行の細身で軽いアウター。

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上部は20mmレールは先端まで装備。2次元バーコードのアクセント。

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マガジンまで赤でコーディネイト。レシーバーの奥は金色のチャンバー。撃つ旅に作動して独特の金属音がします。

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銃床はこんなユニークな仕様。軽く使い易いです。ただ充電池を入れるスペースが限られていて、挿入するのが大変でした。

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蝦夷鹿猟 [射撃]

昨年の11月初旬に北海道へハンティングに行きました。
オホーツク海。遠くにサロマ湖が見えました。北海道の西興部村の猟区になります。   注意: ライフル銃の所持許可と第一種狩猟免許&北海道狩猟登録にて正式な許可のもと蝦夷鹿猟を実施しています。写真のライフル弾も火薬許可を受けております。
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オホーツク紋別空港到着。
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例年より初雪が早かったです。
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日の出から10分後位に牧草地にて距離170m。(回収後にレーザー距離計で計測しました。)一発で即倒でした。
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回収中。
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雌鹿推定2歳体重85kgと小柄でしたが食肉として最高に良い状態。
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早速、解体所に運びます。ちょうど酪農学園大学の学生さん達の研修中。
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北海道で使用出来るライフル弾は銅弾だけです。308口径。
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解体後、大バラシして自宅に空輸。精肉。
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皆で美味しくいただきました。森の恵みに感謝。





銀座銃砲店 WINTER SALE [射撃]

銀座銃砲店のウィンターセールが始まりました。1月7日から2月29日まで開催。年2回ある特売カタログは何時も楽しみにしていまして、何か買ってしまいます。しかし、今年から大幅値上げになっていますねぇ。 円安やアメリカの銃規制の影響?が大きいのかもしれません。 このお店は、大学の射撃部の方でしたら知らない人がいない、標的射撃に特化した充実した品揃えで有名です。

このウィンターセールで買い求めたのは、これ。精密射撃用のライフル弾頭、クリンプ・ダイ、携帯型の洗矢セット、ブラシ、ロッドガイドなど。。

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楽しみなのは、これ。シエラの新製品。TMK(Tipped Match King)弾頭。従来のマッチキング銘柄よりも更にハイグレードの射撃用弾頭。弾頭の先端にアセタールレジン製のチップを取付けることによって、空気抵抗が減少し弾道係数を向上させているようです。

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年末、ニッコー栃木射撃場で撃った薬莢は綺麗に再生しました。

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308口径でしたら、私はラプアの薬莢が好きです。非常に堅牢な造りになっていて高品質です。再生可能な回数も増えそうです。但し、入る火薬は1〜2grは少ないかもしれません。

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これも、昨年に比べて大幅値上げになっています。

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修理にメーカーさん(マルゼン)に出していた、APS-3がようやく帰ってきました。やはり楽しいです。 何時でも射撃をしていたいんですよねぇ。


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ライフル射撃  [射撃]

栃木ニッコー射撃場に来ています。

150m射撃の10発の結果。1発ミスショットがありましたが、ワンホールから5cm以内。全く別の2種類のカートリッジを撃ったのですが、比較的まとまりました。
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昨晩は東京駅丸の内の夜景を見に行きました。
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ミラーレスカメラで撮った射台の様子。最近、タブレットのカメラばかりでお手軽撮影していますが、写りが全然違いますねぇ。

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APS 精密射撃銃 [射撃]

山梨県のトイガンメーカーである、KSCさんの久しぶりに発売になった精密射撃銃。AP-200SB(エアー方式)日本近代五種・バイアスロン連合公式認定競技銃です。勿論、APS射撃競技に出れる認定銃です。

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フロント・サイトは、緑色の集光サイトが標準装備。これは見易いです!銃の仕上げも良いですねぇ。

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マガジンの装弾数は、16発。これは、マルゼンのAPSよりも明らかに優点です。

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リアサイトは金属製で精度もばっちり。但し、グリップが違和感ありあり。細すぎるし、水平に構え難いです。トリガーはヌルリと落ちる感じ。落ち際は分かりにく感じがしますが、慣れればどうにかなりそう。もう少し軽く調整したいと思います。

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レーザー距離計を買いました。APS競技では、5mから10mまで射撃距離が変化しますから、正確な距離の把握が必要です。BB弾を使ったエアーソフトガンですから弾道が変わってくるのです。手軽にレーザー光を当て40mまでの距離まで手軽に計測出来ます。屋外でも実用です。

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マルゼンのAPS-3については、赤羽フロンティア製のアウターバレルに乗せる20mmレールを購入。オープンタイプのドットサイトを乗せられるようになります。

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弾は、マルゼン製のAPS用バイオ弾0.29gを使っています。とても精度が高いと思います。

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マルゼンAPS-3のトリガー(引き金) ストローク(トリガープル)は長めで、落ちる前に明確に重くなるステージがあり、何時落ちるのかが判り易いですが、相応に練習しないと引きブレ(引き金を引く動作が銃をぶらしてしまいます。)を起こすことがあります。 

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KSCのAP200SBは、トリガープルがAPS-3に比べて短く、ヌルリと落ちる感じで、いきなり弾が出てしまう印象を持つ事もあります。トリガーの重さを調整すれば引きブレは起き難いかも。


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マルゼンのAPS-3は、エアーを圧縮するレバーがスカスカになるトラブル発生。泣ーー(エアーが圧縮出来ないので撃てません。)内部のピストンを分解して清掃したりOリングを調べたりしましたが、問題解決出来ないでいます。マルゼンのサービスセンターに送り返すしかないのでしょうか? 詳しい方がいましたらご教示下さい。


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手軽に自宅で楽しむ精密射撃。本当に楽しいです。 年末は、実銃のライフル射撃も楽しみたいと思っています。

解禁日 [射撃]

今日は、北海道を除く全国的な狩猟解禁日です。以前より山梨県の狩猟登録をしています。生憎の天気ですから、出猟されている方は少ないかもしれませんね。私も自宅でゆっくりしています。統計データを見ると狩猟登録されている方(銃砲による狩猟)は10万人をきったようです。鹿は増える一方なのに、ハンターは絶滅危惧種のようです。(10年前から半減しています。)

狩猟登録証、バッジとハンター保険、狩猟用地図など。

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昨日の三進喫茶(三進小銃器さん)は解禁日前日ということで多くのお客さんで賑わっていました。ただ、20年前に比べると本当に寂しい限りだとか。。三進店長お手製のリコイル・パッド。良い仕上がりです。

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海外から初入荷。照門だけでサイティング出来てしまう集光サイト。とても明るいです。自分は、APS-3につけられないか?検討中。

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年末も出張ばかりで、出猟出来ないかもしれませんが、メルを連れて山歩きもしたいと思っています。自分は猟欲が無い方なので、本当に山歩きだけで満足しちゃうんですよね。今年もライフル担いで鹿狙いですが、念には念を入れて本当に安全を確保出来ない限り発砲はしないと心に強く誓っています。長く安全に楽しみたい趣味なので。

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