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リローディング 火薬自動計量装置 [射撃]

リローディング用具が一つ増えました。 Lymanという会社のGen6 Compact Touch-Screen Powder System。火薬の自動計量(供給)装置です。

ライフル弾の火薬量は正確に計測する必要があります。秤でやっていますと、細心の注意を払いながらの作業になります。なにより火薬を定量させるのに時間がかかります。こちらの装置は、タッチキーに必要なグレーン数(火薬に使う重さの単位:0.065gが1グレーンです。)を入力し、ENTERキーを押すだけ。

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電源を入れたら、3分間かけて装置が自動チェックを始めます。キャリブレーションは、付属の50gの分銅を使用して行います。 

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火薬を装置の透明な筒の中に流し込みます。

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今回は、IMR4350という火薬を68グレーン入れます。タッチキーで入力。オートリピートもあるので便利です。

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念のため、別の電子秤でダブルチェック。精度もOKです。

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作業が捗ります。計量スプーンで手動で計測する方法より、半分以下の時間で出来ました。何より火薬計量は一番神経を使う作業ですから、労力が大幅に低減出来ました。 300Win Magに 168grのバーンズ TTSX BT(先端にチップ付きの弾頭)を装着しました。

注: 公安からのライフル銃の所持許可のうえ火薬譲渡許可証を受けており、適法、適正にリローディングを実施しています。 自分の銃に適合させるよう命中精度の高く安全な弾は自作(組み立て)する必要があります。

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残りの火薬は、このように装置側面のドレーンから回収します。
但し、全ての火薬がこれだけで回収出来ませんで、簡単な分解作業をしてノズルやリザーバーの底の凹凸部分に挟まった少量の火薬をドレーン側に手作業で落とし込む作業が必要です。これも2〜3分で出来ると思います。

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このBlogを見て頂いている方で、ライフル弾を手詰めをされてる方は数名では無いかと思いますので、どなたも必要のない情報ですが、私自身は買って良かったと思えるリロード商品になりました。これは日本の銃砲店さんでも販売しているのを見たことがあります。コンパクトで私の小さなリローディングテーブルでも取り回しがし易いです。
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めぎ

昔の人の作業は本当に大変だったんだろうなあ・・・と改めて思いました。
大草原の小さな家シリーズの最初のお話「大きな森の小さな家」に弾作りの話が出てくるんです。たくさんの農作業の合間に作る作業の様子は非常に原始的ですが、あのお話は狩猟に愛着の湧く内容でした。
by めぎ (2015-03-08 20:39) 

ぽりぽり

めぎさん> 昔は、黒色火薬の扱いだけでも大変そうです。(現在は取扱いが楽で安全な無煙火薬です。)何百年もかけて狩猟銃は進化してきていますね。現代の弾作りも独特のノウハウが必要ですが、多くの器具がそれを簡単にしてくれますね。
by ぽりぽり (2015-03-08 21:02) 

ヒロポン

自分が購入したRCBSの自動計量器は毎回数グレン少な目に計量されます(泣き
ライマンの製品は精度が高そうですね。
by ヒロポン (2015-03-09 08:32) 

makkun

火薬を使う趣味はひとつ間違うと大変でしょうから
精密度の高い計量器が必要なんでしょうね~
贅沢なご趣味ですね~(^^
by makkun (2015-03-09 13:55) 

ぽりぽり

ヒロポンさん> ライマンも火薬によって少し差がありますね。大凡0.04gr〜0.06grといった誤差範囲なので気にしていません。思った以上にハンドリングが良く気に入りました。
by ぽりぽり (2015-03-09 18:56) 

ぽりぽり

makkunさん> 火薬といっても無煙火薬ですから、花火屋さんが扱っている爆発炎上しやすい黒色火薬と根本違います。ただ、精度の高い弾作りの一番大切なのは、火薬の正しい計量になりますので、神経質なぐらいに扱っております。
by ぽりぽり (2015-03-09 18:58) 

kazumin

そうですよね!
ダブルチェック!
細かい地味な作業に見えますが男の趣味って感じですね~(^-^)
←船舶免許も持っているんですね~♪
凄いです!
by kazumin (2015-03-10 21:18) 

ぽりぽり

Kazuminさん> こんな男子ネタにコメント頂いて嬉しいです。カートリッジ用の無煙火薬自体は安定して安全性も高いのですが、条件次第で入れ過ぎが発砲の時危ないのです。そして少しの量の違いで集弾率が変わってしまうので、がんばって正確に量っております。 
by ぽりぽり (2015-03-10 22:11) 

ともぞう

ちょい前のエントリにコメント済みません.

>買って良かったと思える

というところに反応してます.今は薬量をいくつか種類を作る場合は地道にスプーンで入れていまして,そうではない場合は数がそれほどでもない場合は計量スプーンセット,多い場合はパウダーメジャーを使っています.スプーンやパウダーメジャーはどうしても薬量に誤差が出るので,結局試験用の弾を作る場合は地道な作業をせざるを得ません.

自動計量であればこの悩みは解決しますが,場所を取るのではないかと思ってあきらめていました.しかしコンパクトというお話なので,また検討したいと思います.
by ともぞう (2015-06-08 17:34) 

ぽりぽり

ともぞうさん> その方のご事情次第なのですが、一般的なラインは一度に同じ火薬で50発以上リロードするかどうかでしょうか? このモデルは精度も良くて問題無いと思います。私は海外通販で購入しましたが、国内では栃木のエイコーさんが扱っているのを見た事があります。ご参考下さい。
by ぽりぽり (2015-06-08 19:00) 

ともぞう

同じ火薬で50発というのは,要するに入れ替えが面倒という意味ですよね?IMR の手持ちが払底したのと,最近はいろいろと入りにくくなってきたみたいなので,いっそ国産にしてしまえと,前回から 30-06 で DC-300 を試していまして,しぱらくはこれでいくつもりです.弾速計がすすけて掃除が面倒ですが,価格に負けてます.笑

私もリロード用品は基本的に米国に行くか,通販で買ってます.ただ近いうちに行く予定はないので,買うならこれも brownells あたりの通販のつもりです.
by ともぞう (2015-06-08 21:53) 

ぽりぽり

ともぞうさん> 米国で購入、ハンドキャリー出来たら最高ですね。こちらからお尋ねしたいのですが、弾速計は、何をお使いですか? もし、銃口に装着するものをお使いでしたら、使い勝手などお教え頂けたら有難いです。
by ぽりぽり (2015-06-08 22:52) 

ともぞう

chrony を昔使っていましたが,光源が必要ですし,スラグに比べてかなり銃口から離さないといけない(近いと爆風でディフューザーが吹き飛んでしまう)ので,大口径では使いにくいと感じました.そこでこの春からは Magnetospeed を使っております.光源は要らないし,セッティングも一度出来たらあとは簡単です.ただし,最初のセッティングをきちんとしないと高価なセンサー部分を吹き飛ばしてしまうので,注意が必要です.個人的には今ある弾速計の中では一番お勧めです.ちなみにレビュー例をリンクしておきました.
by ともぞう (2015-06-08 23:57) 

ともぞう

追加情報です.Sinclair/Brownells を見ていて気づきました.なんと Magnetospeed に新モデルが出ていて,これがなんと従来の半額以下です($180).Sporter というモデルなのですが,もし大量に撃って,あとでデータをパソコンで処理するとかするのでなければ,これが買いではないかと思います.
by ともぞう (2015-06-09 00:14) 

ぽりぽり

ともぞうさん> なんと!そんなお買い得品がラインナップされたのですね。検討してみたいと思います。私もBrownellsは何度か利用しております。ご教示有難うございました。
by ぽりぽり (2015-06-09 20:45) 

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